安彦作品ガイド
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機動戦士ガンダムユニコーン
MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN
福井晴敏 (著)・安彦良和(イラスト)

未来への”可能性”の物語

■この作品は2006年12月26日発売の「ガンダムエース2007年2月号」(角川書店刊)から連載開始される新作ガンダムの小説作品です。文章は以前映画化された「終戦のローレライ」「亡国のイージス」などの原作者である福井晴敏氏を起用。そして、キャラクターデザイン・イラストを手がけるのが、我らが安彦良和先生、メカデザインにはカトキハジメ氏が脇を固めるという豪華布陣なのです。

事の始まりは随分以前に遡るようで、2002年安彦×福井対談がエース誌上で実現し、エース編集長と福井氏に繋がりができたことから。その後、福井氏の「終戦のローレライ」に感銘を受けた編集長は福井氏に新作ガンダムの執筆依頼をかけ、プロジェクトが始まったようである。(このあたりの関係で以前エース誌上でローレライの特集や安彦氏のローレライイラストが掲載されたと思われる)

2003年末にはプロット第一稿があがり、安彦氏・カトキ氏にデザインを依頼、精力的に活動するが、福井氏の著作が映画化されることもあり連載は2006年に延期されたようだ。

01.現在までの流れ

(1)ガンダムエース2006年11月号の冒頭に掲載された見開きの緊急告知。

■福井氏による新作ガンダム、今冬スタートという内容でモビルスーツのシルエットが大きく掲載されていました。へえ、エースに福井さんの小説掲載するのか・・・。福井さんも人気作家で引っ張りだこだねえ〜と、感じる程度で特に気にも留めていませんでした。


(2)翌月2006年12月号では、4ページにわたる掲載、見開きでカトキハジメ氏によるモビルスーツのイラストが。

■福井氏のコメントも入り、結構力入れてるんだなあ〜、次号衝撃の登場人物って煽っているけど、もしかしてキャラデザを安彦先生が?・・・まさかね、アレだけ忙しい人だと、もう引き受けないでしょう・・・と今回も特に感慨無くスルー。


(3)翌月2007年1月号で安彦良和氏のキャラキターデザインがトップに掲載。メインキャラ3名が3ページにわたって載り、福井氏インタビューや、関係者のコメントも記載。

■なんといってもサプライズは安彦氏によるキャラクターデザイン、イラストの担当というビッグニュースでしょう。これは私も予想外でした。ブログで早売りGETした人が情報を流していましたが、地方在住の私としてはいかんともしがたく、早く見たい気持ちを堪えつつ、通常の発売日を心待ちにしました。当日は書店でGETして、そりゃもう食い入るように眺めましたさ。


02.作品について

■2006年12月3日現在分かっている情報
  • 舞台は宇宙世紀 シャアの反乱から3年後
  • 物語は宇宙世紀元年からスタート メインの年代はU.C.0096年
  • U.C.0001年に起きた重大な事件の謎が、連綿と連鎖してゆく。この謎を通じて宇宙世紀の百年を俯瞰し、どんな時代だったのかと意味を振り返るようなものになる。
  • 1年戦争を体験せず、その後の歴史にも興味を持たない少年が、ガンダムに乗り世界の実相を見ることに。その結果後に何をするか決断する。ここがこの物語のキーポイントらしい。
  • ユニコーンは今回のキーワード「可能性」を象徴する神獣
  • 小説だけ独立して読めて、大人向けにしたい
  • 今での確立されたスキームではない、新たな可能性に挑戦したい
03.キャラクターについて

■この作品にビジュアル面で魂を吹き込むのが安彦良和氏。まだ3名のメインキャラクターしか公開されていないが、期待は盛り上がります。
  • バナージ・リンクス・・・工業コロニー「インダストリアル7」にあるアナハイム工業専門学校に通う少年。一年戦争もその後の戦乱も経験していない彼には、「戦争」は絵空事でしかなかったが、ある少女との出会いを契機に世界を揺るがす大きなうねりに巻き込まれてゆく。16歳。
  • オードリー・バーン・・・サファイア色の瞳に、理性と高貴さを秘めた美しい少女。ある目的で単身「インダストリアル7」に赴くが、そこでバナージと出会ったことが彼女の運命を大きく変えてゆくことに。17歳。・・・ミネバ?
  • フル・フロンタル・・・「シャアの再来」と呼ばれる謎の覆面男。赤いモビルスーツを駆り、その高いカリスマ性でネオ・ジオン残党を糾合する。宇宙世紀の根幹に関わる「秘密」を巡り、地球連邦軍と争奪戦を展開する。「丸裸」を意味する名前とは裏腹に、謎めいた言動でバナージ達を翻弄する。年齢不詳。・・・ロンゲにしたシャアみたい。
■さて、新連載開始まで待ち遠しいですが、この作品、やっぱりアニメ化などのメディア展開を視野に入れてるんでしょうね?果たしてどんな物語を見せてくれるのか?期待を裏切らない作品であることを祈ります。
2006-12-03 shinji
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